「女は弱し、されど母は強し」ということわざがあります。母親は子供を守るだけでなく、正しい大人に育てる責任があります。最近の傾向としては、親というよりも友達関係を重視する風潮があるようです。それは子供との距離を保つ上でよい面もありますが、一方、子供に嫌われたくない、あるいは子供との関係を悪くしたくないという理由から、子供を叱れないなどという母親も増えていて、適正なしつけや教育が行われていないという指摘もあります。そうかと思えば、子供を親の所有物のように支配し、子供が正しく生きる権利を奪っている親もあります。
では、素敵な母親とは一体、どういうものなのでしょうか。子供の意思を尊重しすぎず、適正に導き、子供の個性を伸ばし、一番の理解者になる。言葉で言うのは簡単ですが、実際、なかなか出来ることではありません。
まず、母親自身が子供に手本を示すことが必要です。そうすれば、子供は自然と親の背中を見て育ち、正しい行いをするようになります。
子供に恥ずかしくない生き方をすることが、子供を健全な大人にすることにも繋がるのです。世の中のすべてのお母さんが素敵になれば、社会も変えていけると言っても過言ではないほど、母親の存在は子供にとって大きいのです。