これまで、日本は第二次世界大戦以降、目覚しい発展を遂げた。今では、実質世界でNo.1といっても過言ではない経済的優位性を日本は持っている。日本のGDPは、世界第3位ではないか?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、日本の人口は1億2千万人ということを考えると、日本における一人当たりのGDPを考えれば、質的には世界No.1であることが分かると思います。これまでの、日本の産業の流れを見ると、明らかに物質的なビジネスから、情報がビジネス界の主流になってきていることがお分かりいただけると思います。以前は、鉄鋼業などに従事している人たちがエリートと呼ばれた時代から、現在はIT、情報系に移り変わってきています。もちろんこれからも、ハードとしてのビジネスは、進んでゆくことは間違いありませんが、それと同時に、目に見えない精神的な付加価値を盛り込んだ産業がビジネスとして盛んになってゆくだろうということが考えられます。その先駆けとなっているのが、スタイリスト達です。今まで、彼らのステータスは、それほど高くありませんでしたが、デザインという芸術性が利益を生み出す時代になりました。これからは、更に人の精神を癒したり、向上させるビジネスが盛んになるでしょう。そして、今までエリートといわれた業界は、時代とともにステータスを落として行くこととなるでしょう。